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ユリカモメ「来たわね。さあ、レンズ間クリアランスの話をしましょうか」
うす、よろしくお願いします!!


この度、自宅3Dプリンタで出力して、現地デビューを果たしたデジスコブラケット。

これを作る大きな動機になったのがレンズ間クリアランスの変更。

業者出力で出した前のブラケットでは、COOLPIX P340(32mm換算で24mm-120mm)のズーム全域を使えるように、最も伸びる望遠側120mmでニコンのアイピース(接眼レンズ)「16x/24x/30x wide DS」の後ろ側に接するぐらいのクリアランスにしていました。
こないだ久しぶりに使ってみた時、その設定だと、カメラのズームが中間付近のときに画像の周囲が暗くなっていたのが気になりまして。周辺減光というかケラレというか。
そこで、今回の自宅出力バージョンでは、最も広角側の24mmになったときに、ちょうど接するよう短くしてみたのです。

前回発注したときにモデリングするために計測した、ズームとレンズ長の関係。
ズーム位置 長さ(カメラボディ前面の平面からの距離)
 24mm 32.5mm
 28mm 30.5mm
 35mm 28.5mm
 50mm 28.0mm
 85mm 32.2mm
 105mm 36.2mm
 120mm 39.2mm

カメラのボディの前面からアイピースの後ろ端まで、前のブラケットは39.2mm、今回のブラケットは32.5mmの位置で結合するように設計した、ってわけですね。

ブラケットとカプラー(アイピースとの接続パーツ)「TA4」の接続部分はこんな感じ。

46→58のステップアップリングが見えてます。カメラ側から55→52・52→46・46→58とリングをつなげて、できる「凹」の部分で3Dプリント部材を挟み込むことで固定している。

接続するとこう。

このクリアランスで、最望遠端(P340のレンズのせり出しが32.5mmを超えるとレンズエラーを起こすようになったので85mmぐらい?)で撮影したのがこれ。

周囲が周辺減光というかケラレてます。
(※「周辺減光」と呼ぶか「ケラレ」と呼ぶか迷うのですが、ここでは「ケラレ」とします)

ここから2〜3mmほどカメラを引いて、緩い位置でアイピースと接続してみる。

昨日は、ほぼこの状態で撮影してた。

ケラレが消える。

……バサバサッ

「そう。そういうことね」(降臨)

後ろに引いた分、もう少し望遠が使える(=P340のレンズが伸ばせる)から、伸ばしてみる。

ケラレがでるわけです。

そこからさらにちょっと間をとると。

クリアに。この距離は……中間域が気になる元の設定ぐらいかな。

単に距離を詰めればいいというわけではなく、アイピースのアイレリーフ(ケラレが生じない距離、っていうのかな)に適合させる位置に置かなきゃいけないわけです。

前のブラケットでは、カメラ前面から39.2mmのところにアイピースがあった。これの中望遠域で多少のケラレが気になっていたということは、50mm相当付近の11.2mm離れた状態(39.2-28.0)ではケラレがあった、と。
今回のブラケットでは広角端24mm相当に合わせて設計したから、カメラ前面からアイピースまでは32.5mm。最もレンズが縮む50mm付近でもケラレが気にならなくなった。逆に、アイレリーフよりも近い位置で覗くことで生じるケラレについて考えると、24mm域は広角なのでケラレて当たり前として(というか、そもそも覗き穴の外側が写る?)、間隔0.3mmとなる85mm近辺まで近づくとケラレを生じる。
近いと絶対ダメかというと、前のブラケットでクリアランス0mmとなっていた最望遠端の120mm域は気にならなかった。その画角の狭さが減光する範囲を切り取ってたんじゃないかな、と推察。

あんまり厳密じゃないけど、3mm〜8mmぐらいのところなら、ケラレなく撮影できる様子。結局は、望遠側でレンズの距離がギリギリになったところでケラレがでるわけだけど、広角側ジャストで接するよりも3mmほどクリアランスを伸ばせば少し使える望遠側が伸びると思う。

ということで、ブラケットとTA4の接続をリング一枚分伸ばしておけばいいかな。

カメラ側から「55→52・52→46・46→58」だったリングを「58→46・46→52・52→55・55→58」に変更。
そしてバッグの中に「52→58」と「55の延長リング」を忍ばせておく。短くしたいときには「52→55・55→58」を「52→58」にすればいいし、伸ばしたいときには「52→55」「55→58」の間に「55の延長リング」を入れればいい。

さらに、TA4内に1.5mmぐらいの干渉材をいれてやれば微調整できるかな、と思うので、そういうのも3Dプリンタで作っておきましょうか。
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