2019.6.24 (Mon)

Anycubic i3 Mega

3Dプリンター買い替えました。
こないだの「Cube 2nd Gen」(前の機種)の純正フィラメントが供給されなくなる問題で、他社製を試してみていたのですが、他社製はペキポキ折れる問題がない代わりに、なにか粘性の高いものになっていて、それが原因でCubeでは出力できず。あの機種は、詰まるとヘッドを半ば分解するぐらいまでこじ開けないとつまり解消できないのですが、そんなことを繰り返しているうちに、ノズルが熱されないようになってしまいました。
サポートも保証もなく、自力修理もちょっと難儀だなあ、ということで買い換えることにします。

決めたのは「Anycubic i3 Mega」 Amazon.co.jpで割引キャンペーンを適用して3万円ちょっとぐらい(購入時点)

Anycubic i3 Mega 3D プリンター 3D高精度printer 大きい プリンタサイズ 構造物取り易いヒートベッド


他には「Prusa i3」「Ender-3」「ダヴィンチ mini w+」などをリストアップしましたが、せっかくの買い替えなので、出力サイズや使用可能なフィラメントの多様さ、ヒートベッド(熱することができる出力ステージ)の有無など、いろいろ考えて……。
「Anycubic i3 Mega-S」というのもあるようですが、本体向かって右側にフィラメントホルダーがある様子などが設置場所に合わない気がして、「S」なしの方に。

6/22の22:00に注文して、6/23の18:00ごろ到着しました。
(はやいっ! ありがとうございます。そして、デカいっ! 重いっ! 翌日が雨予報になっちゃって、降ってないときに来てもらってよかった)


こんなパッケージ。


3Dプリンターの界隈は、いつの間にか「DIY組み立て」なんていう世界にもなっているようですが、この機種は、数箇所を手回しねじで留めて、コネクタをいくつか差すだけで組み立て完了しました。

なんと、こないだ苦労して作ったホルダー様のものが付属しています……(!) よく見ると、作るときに参考にしたやつだw

しかし、そこはせっかく作った「甘酒一号」を使ってみることにしよう……とほほ。

ステージ(ベッド、って言った方がいいのかな)のレベル調整をして(自動の機種もあるみたいだけど、この機種は手動)、フィラメントを通して出力開始。
まずはサンプルでついてくるフクロウのフィギュアを出してみましょう。フィラメントは付属のものではなく、こないだ買った黒のPLAを使ってみる。

動き出した!


(1時間50分ぐらいで)完成。


横の層の感じは、そんなにCube(2nd)とも変わらないぐらいの層。でも、丸みに対する処理が良さそうで、同じものをCubeで出したら、ガビガビしてしまうかもなあ。
これは出力データ(.gcode)を作るときに積層ピッチも変更できそうなので、すごく滑らかにすることもできるのかも。サンプルフクロウはすでに.gcodeデータになっているので、他のものを作るときに改めて設定を変えて試してみよう。
フクロウの耳(?)の裏側、斜めに立ち上がる底面が難しい3Dプリンターで、よくこの出力ができているもんだな、と。性能にも期待しちゃうけど、データに工夫があるのかもしれない。

では続いて、自分のSTLデータの出力を試してみる。
小さいもので、デジスコ用のレリーズステーがいいかな。

円形穿孔の精度が高いですね。いままでM4ネジ用の穴は5mmで穿孔していたけど、もう少し締めてよさそう。

ちょっとモデルの穿孔向きを間違えてたりしてたので、修正して再び。

この「cura」ってソフトでgcodeデータを出します。他にも同様のことができるソフトがある? 「スライサーソフト」っていうんですね。でも、これで特に不満もないかな。
外装の厚さ・中空の密度・ヘッドノズルの温度・ヒートベッドの温度・反りを防止するために一層目に施す「Adhesion」の形状。前の機種で使っていた「Cube Software」に比べて、かなりいろんなパラメータが設定できます。

2パーツに分けて、中にナットを埋め込んだところに、デジスコドットコム社のM5ネジレリーズケーブルを装着する作戦。

本体ブラケット(Cube 2ndで出力)に接続して……。

うん。まあまあ。

本当は汎用テーパーねじレリーズに対応させたいから、また考えてみよう。

出力の速さがだいぶ違うのと、なにより安定して出力できる環境になりました。
これの出力を便利にするための小物をいろいろ作ってみるところから、新たな3Dプリントライフを楽しんでみようかな、と思います。
普段不織布のようなもので覆っておくための補助パーツとか、フィラメントを左側に置きたいので、そっち側から供給するためのガイドとか、そんなものを考えてみましょうかねえ♪
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