2024.9.21 (Sat)

横浜中華街門巡り-1

9/19両国国技館で相撲、20・21は横浜スタジアムで野球と遊んでまいりましたっ。ほいで、9/21の朝に、その日が「国技館の土俵の上の屋根の柱を取っ払って吊り屋根にした記念日」というのを知りまして。この、吊り屋根……。

よく見ると、角から垂れている房が「赤・緑・黒」になっている。あたしは昔から「Sa・Ga2」とかそういうのが好きだし、漢字検定で十干(きのえ・きのと・ひのえ……)みたいなのを学んでたりしてきたので、四方位の色なんだろうなあ、って。北が黒で玄武、とか、南が赤で朱雀とか。東が青(緑)の青龍……ということは見えてない角は白い房が下がっていて白虎。これはその撤廃された柱がその色だった、と。なるほどふむふむ。

みたいなことを調べたり考えたりしてたら、昨日中華街で見た「朝陽門」の支柱が青で、「玄武門」の支柱が黒だったことを思い出しました。
そしたら今日も中華街方面へ行くし、虎党としては白い虎の門をよく見てみたいので、ちょっと四方位の門を巡りに行ってみようではありませんかー🦃🐉🐯🐢

……てなわけでいろいろ乗り継いで石川町駅へ到着。
ここの駅前に、早速門のようなものがある。四方位の門ではないけど。

(↑駅側から)

(↑くぐって振り向いて)
「西陽門」。西の白い門よりもさらに西側にある門ということで、こんな名前? 中華街の入口の入口みたいな場所でしょうかねえ。

そこから更に進んで、学校のあるあたりにある門。これが白虎が守る(?) 「延平門」。

(↑駅側から)

(↑反対側から)

支柱がバッチリ「白」ですね。「木火土金水」の五行の属性みたいなことで言うと「金」。
西に金色(黄色?)のものを置くと金運がアップとかなんとか言いますね。
季節の対応は「秋」。俳句で秋の風を「色なき風」なんていうのは「華やかでない・艶がない」というのもあるけど、秋に白が対応するからでも……ある……あるんでいいですよね🍂

これまで何度もくぐってきた門ですけど、こんな感じで虎をあしらったプレートが飾られていたんですね。

この延平門をくぐってしばらくいくと……いわゆる中華街的イメージの一番有名な絵面かもしれない。「横浜大飯店」と「聘珍樓」の間にある「善隣門」。


裏には「親仁善隣」の文字が。「汝の隣人を愛せよ」みたいな、みんな仲良くってことでしょうか。
ここは中華街の中心の門で、レリーフは中央を守護する「麒麟」なんですかね。
属性は「土」。季節でいうと「土用」。「春夏秋冬」と「東南西北」「木火金水」が対応するけど、「五行」なので「土」がひとつ余る。そこで方位では「土」を「中央」、季節的には「立春・立夏・立秋・立冬」の直前18日ずつぐらいに四つに分けて配置して「土用」とか言うんですね。つまり土用は年に4回あるし、それぞれに丑の日は最低ひとつある。たまにふたつある。うなぎの旬はどっちかというと冬ですね〜🤤

「隣」の文字の偏と旁(つくり)が逆の「鄰」。そういうパターンのやつはまあまあある。「秌(秋)」とか「嵜(﨑)」とか……。
対応する色は「黄色」なんですが、支柱は赤く塗られてます。

せっかく善隣門をくぐってメインストリートに入ったけど、もう一度出て横浜スタジアム方面へ🏟
中華街からハマスタへ向かうと通りがちなのが「玄武門」。ここからじゃなければ東横インのところの歩道橋を渡る。

(↑こっちを「裏」と言っていいのかな)

(↑こっちから入ると中華街に向かうから「中華街」で)

尻尾が蛇になっている亀なんでしたっけ。北を守護する「玄武」。五行の属性は「水」で、季節は「冬」。
「玄」の文字は「玄人」とか、白米に対して「玄米」とか、「黒」の意味ですね。

さて、中華街方面に戻りまして、善隣門も素通りして一本南の道へ。
「関帝廟」のある道。「関帝廟道」の西の入口に門がある。四方位のではない。


「地久門」って言うんですね。
こっちの通りも結構いいお店があって、これまでいろいろ美味しいものを食べてきました〜🐼🤤

「関帝廟」はこんなところ。

「関帝(=関羽)」を祀っていて、経済にも精通していたことにあやかって商売繁盛のご利益があると信仰されているみたいです。

そして、地久門と逆の、東の入口が「天長門」。

(↑関帝廟道側から。出たところは割と大きなお土産屋さんとミュージアムと)

(↑反対側は「関帝廟道の入口だよ」ってなことでこんな感じ)

それではいよいよ残りふたつの四聖獣に会いにいってみましょう〜✨
(写真が多くなってしまったので、つづくっ!)

【関連リンク】
横浜中華街門巡り-2|Gallery ryna
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